法楽寺わらく読書会、参加者の実践力に脱帽@大阪市
月26日の第90回『法楽寺わらく読書会』は、
コロナ感染状況を考慮し、オンラインにて行いました。
『修身教授録』の第2部・第13講『伝記を読む時期』を、6名で輪読し、感想を共有しました。
われわれとしては、仮に日々善行はできないにしても、
せめて書物だけは、毎日多少でも読むように努めねばならぬと思うのです。
人間も、読書をしなくなったら、
なるほど肉体は生きていても、
精神はすでに死んでいる証拠です。
諸君らの年頃としては、何と言っても一番大切なのは、
やはり偉人の伝記でしょう。
それというのも、われらいかに生くべきかという問題に対して、
端的明白にその道を示してくれるのは、
何と言っても伝記の外にないからです。
そもそも偉人というのは、
自己の生命を最も深大に生きた人と言ってもよいでしょう。
今や諸君らにとっては立志のために、
そして私自身にとっては発願のために、
お互いに心を潜めて、
優れた人々の伝記を読まなければならぬ時期だと思うわけです。
このような森信三先生の言葉に対して、
「私自身十代の頃、伝記は読んでいたかと思うが、
自分の生き方の方向を定めるまでには到らなかったと思う。
人生の適切な時期に、偉人の生き方を知ることは大切だと感じた。」
「若い頃あまり伝記は読まなかったが、42歳の時に、先人に学ぶ人間学塾と出会い、偉人の足跡を研究するようになった。様々な人生を学び、ゆかりの地をたずねて、今年で24年になる。」
「昨日、二宮金次郎の伝記を読んだばかりだった。改めて、伝記は大切な心の栄養分だと感じた。これからも、教え子の子供達とともに、輪読していきたいと思う。」
「子供の頃、伝記を読んだ偉人は、少し自分とは次元が違う人々のように感じた。むしろ、ユーチューブなどで見かける、一生懸命に生きる現代の人々に、人生を垣間見るように感じている。」
「歴史的人物と触れ合うことも大切だが、私は、今生きている人々に出会うことに意義を感じる。また読書も大切であるが、日に新たに、日々に新たにの思いで、まず体験することを大切にしたい。」
などといった意見が出されていました。
続いて、全一学ノートⅧ章『人倫的自覚と実践』のうち、「宇宙的徳目」のミニ輪読会を行いました。
我われ人間存在における愛の絶対原型は、結局は万物生成の絶対的根源たる大宇宙生命の「大愛」と言う他ない。
人間社会における主体的徳目としては、わたくしは一応「友愛」という徳目を提出したい。
人によっては、「愛」もしくは「仁」をもってその第一首徳と考えるでもあろう。
しかしそこには、「友愛」におけるような相互同格にして、かつ相互交換的な愛の趣は見られぬと言えよう。
次回開催は、以下の通りです。
●日時:令和4年9月22日(木)13:00~15:00
●場所:喫茶りあん(大阪市東住吉区山坂2丁目11-4)
JR「南田辺」徒歩2」分、地下鉄谷町線「田辺」徒歩8分
●内容:「修身教授録」第2部・第14講「人生の深さ」輪読会
「森信三先生全一学ノート(新版)」ミニ輪読会
●参加費:1.000円
※ただし、コロナ感染状況に応じて、オンライン開催します。
ご興味ある方は、気軽にご連絡ください!
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