法楽寺わらく読書会「吉田松陰先生」の章を読んで
今日の第56回『法楽寺わらく読書会』は、いつもの会場である法楽寺くすのき文庫を離れ、
いつものアフター交流会場である喫茶『りあん』で行いました。いつもお世話になっているマスター!
今日は、新しく2名のメンバーが参加いただき嬉しい。
『修身教授録』の第1部・第19講『松陰先生の片鱗』を、新規にご参加頂いたお二人の男性を含む7名で輪読し、感想を共有しました。
松陰先生は、門弟に対して、実に優しく、穏やかに接し、丁寧な言葉で語られた。
松陰先生のような偉大な人格は、真の思いやりと慈悲心を持つため、生徒たちは心から悦服し、余計な叱責は不要である。
一度訪れた萩。また是非訪れたいな!
真の教育者とは、生徒と共に道を歩む一人の求道者である。
門弟は、ただ同じ道を数歩遅れてくる者であり、自分との間に何の区別もない。
人間は、偉くなるほど、自分の愚かさに気づき、他の人の真価が分かり、各自の心の底に「天真」を宿していることが分かる。そして、いかなる者にも穏やかに優しく、丁寧に対することができるのである。
「至剛而至柔」(しごうにしてしじゅう)
乙女も恥じらうほどの魂の優しさによって、真に至剛なるを得る。真に魂をあつかう教育は、至柔至優の魂によってのみ行われる。
このような森信三先生の言葉に対して、最も大切な人間教育である修身の一端を垣間見たという意見、現実の教育現場が必ずしも理想通りには進まないという意見や、生徒が自主的に学ぶことの楽しさを理解しようとしないという意見、すぐれた師匠は、弟子とのフェアな関係を築くものであるといった意見が出されました。
輪読後のミニ講話は、高校で物理の教鞭をとられている清水勝吉先生の「ものの見方・考え方」でした。
小学校の入学試験問題を題材に、自分の色メガネだけで物を見ない、柔軟な物事のとらえ方について、クイズ形式で楽しませて頂きながらお話し下さいました。
今日は、素敵な⭐️マスターの入れてくれた薫り高いコーヒーと、
おいしいシフォンケーキやシナモントーストを頂きながらの楽しい読書会でした^_^
次回開催は、以下の通りです。
日時:11月22日(金)13:00〜14:45
場所:法楽寺くすのき文庫
(大阪・田辺)
内容:「修身教授録」第1部・第20講
「雑話」
参加費:1.000円
※ 当日、「修身教授録」を輪読した後、新企画・会員の「ミニ講話」(約20分)を予定しています。
次回は、かつて高校で倫理の教鞭をとられていた人見周先生の「ソクラテス以前の哲学者たち」です。お楽しみに!
年間スケジュール (予定)
12/20(金)