法楽寺わらく読書会開催からの気づき

9/27(金)第55回『法楽寺わらく読書会』は、
『修身教授録』の第18講『人を植える道』を5名で輪読し、感想を共有しました。

教育とは、人を植えることである。
生徒の魂の中に一生を貫く大眼目をまき込むことであり、
教育の根本眼目とは、そのようにして植えられた精神の種子が、
数十年後、青年達が中堅となった頃にその地方の新たな民風として起こり、改革の根本動力となることである。

実際に教育現場にいる方々は、難しいとの声もありました。
1年半前に話題になった、日大と関学のアメリカンフットボールの選手の事件以降
日大は監督が変わり、チーム全体の改革を行っているドキュメントがTVで放映されていました。

今までの監督の指示通りから、生徒たち自らの自主性を大切にして
どのようにしたいかを考えて行動する、トップダウンからボトムアップの考えへと移行中で
非常に難しいという生徒たちの声が上がっていました。

私もヨガインストラクターの仲間や後輩指導をさせてもらう中で、
ボトムアップを意識しだしている事など、共通する所がありました。

輪読後のミニ講話では、数軒の農園で学んだ、自然農法による米や野菜の栽培体験が語られました
今日のスピーカーは高嶋さん。
ただいま勉強&実践中の自然農法の現場での苦労や失敗も含めたお話を頂きました。
タネを粘土のように団子状に固めて投げるなどの聞いて驚きの方法もあるようです。

参加された方から「中高在籍されていた真言宗系列の学校の質問」も出て、
「当たり前すぎて考えたことがなかった」との事で、調べ直してみようと自ずと課題が出てきたようです。
「過去は未来の宝物」と言いますが、
当たり前すぎることも宝の財産をもらっていることに気付かずに見逃してしまっています。
気づきを与え合う読書会でもありたいと思いました。

 

来月開催は、10月18日(金)13時〜
輪読の後は、
高校で物理の教鞭をとられている清水勝吉先生の
「ものの見方・考え方」です。お楽しみに!

 

一本一本木を植えるように人材を植えていく。

アフターの交流会は、いつもの喫茶『りあん』で、
素敵な⭐️マスターの入れてくれた薫り高いコーヒーを頂きながら行いました^_^

次回開催は、以下の通りです。

日時:10月18日(金)13:00〜14:45
場所:喫茶 りあん
(大阪・田辺)
内容:「修身教授録」第1部・第19講
「松陰先生の片鱗」
参加費:1.000円

※ 当日、「修身教授録」を輪読した後、新企画・会員の「ミニ講話」(約20分)を予定しています。

次回は高校で物理の教鞭をとられている清水勝吉先生の「ものの見方・考え方」です。お楽しみに!

年間スケジュール (予定)
11/22(金)12/20(金)