第66回法楽寺わらく読書会開催模様
本日の第66回『法楽寺わらく読書会』は、いつもの会場である法楽寺くすのき文庫で行いました。
『修身教授録』の第1部・第29講『対話について』を、
新規参加者の方を含む7名で輪読し、感想を共有しました。
今日は一つ、日常の対話についての心得を話してみることに致しましょう。
まず対話の際の心得ですが、なるべく聞き役に回るというのが、
対話の心がけとしては、一番の根本と言ってよいでしょう。
対話の心がけとしては、一番の根本と言ってよいでしょう。
次に、座談会の心得としては、一人の人が話しかけたら、
もう他の人は、自分のそばにいる人を相手に、
コソコソと話したりなどしないということです。そこで当然のことながら、
できるだけ全員が、最低一度話す機会が持てるようにしたいものです。
もう他の人は、自分のそばにいる人を相手に、
コソコソと話したりなどしないということです。そこで当然のことながら、
できるだけ全員が、最低一度話す機会が持てるようにしたいものです。
次には、偶然に相手と一緒に口を切る場合には、必ず先方にゆずるということです。
それから、これまでの話とは全然別の話題を持ち出そうという際には、
必ず「ちょっと別の話ですが」とか断ってから話すわけです。
必ず「ちょっと別の話ですが」とか断ってから話すわけです。
また、自分の考えをのべる場合、なるべく断定的な言葉を避けるということです。
最後に、対話中の眼の付けどころですが、それは上は相手の眼のあたりから、下はまず襟の辺、相手の身分いかんによって、適宜加減するのがよいでしょう。
このような森信三先生の言葉に対して、
「細かい気配りが寺田一清先生に受け継がれている」
「日本の精神である徳(うつくしび)に通じるものがある」
「“ご存じのように”という前置きはかえって失礼な場合がある」
「この時代は、短い会話の中でも相手を尊重し、濃密なコミュニケーションが図られていた。会話の重みや価値が現代とは違っている」
「女性の年齢は、むしろ書いてあると好感が持てたり、信頼できたりする場合がある」
といった意見が出されていました。
アフターの交流会は、いつもの喫茶『りあん』で、素敵なマスターの入れてくれた薫り高いコーヒーを頂きながら行いました^_^
次回開催は、以下の通りです。
日時:令和2年9月25日(金)13:00〜15:00
場所:法楽寺くすのき文庫
(大阪・田辺)
内容:「修身教授録」第1部・第30講「謙遜と卑屈」輪読会
参加費:1.000円