第63回法楽寺わらく読者会、オンライン開催!

 

本日の第63回『法楽寺わらく読書会』は、緊急事態宣言によるイベント自粛のため、オンライン開催により行いました。

『修身教授録』の第1部・第26講『仕事の処理』を、6名で輪読し、感想を共有しました。

われわれ人間の生活は、仕事の連続であり、人間の偉さも、この仕事の処理いかんによって決まると思うほどです。

仕事の処理上の心がけについて第一に大切なことは、仕事の処理をもって自分の修養の第一義だと深く自覚することでしょう。

次に大切なことは、このような自覚に立って、大切なことは先にして、比較的軽いものを後回しにするということです。

次に大切なことは、同じく大事な事柄の中でも、何から片付けるかという前後の順序を明弁するということです。

さて次には、まず真先に片付けるべき仕事に、思い切って着手するということが大切です。この「とにかく手をつける」よいうことは、仕事を処理する上での最大の秘訣と言ってよいでしょう。

次に大切なことは、一度着手した仕事は一気呵成にやってのけるということです。仕上げはまず八十点級というつもりで、とにかく一気に仕上げることが大切です。

このいい意味での拙速主義ということが、仕事の処理上の秘訣であり、その根本は、仕事を次つぎと処理していって、絶対に溜めぬところに、自己鍛錬としての修養の目標があるということを、深く自覚することです。

参加者の方々の感想をご紹介します。

私自身、即今着手の言葉にあるように、すぐに取り掛かることの大切さ、集中して最後まで取り込む大切さは、何においても言えることだと思います。中途半端で言い訳をしていくと、取り掛かることができない事も、同じ事だと思います。
今日は、京都読書会の横井さんもご参加頂き、新しい風が吹き新鮮でした。次回は、皆さんとライブでお会いできる事を願っています。

次回開催は、以下の通りです。

日時:令和2年6月26日(金)13:00〜15:00
開催方法:未定
※緊急事態宣言や世の中の動向を見極め、オンライン開催も含めて検討し、6月10日頃決定します。

内容:「修身教授録」第1部・第27講「成形の功徳」輪読会
参加費:1.000円