師匠への感謝の気持ちを込めて
日本舞踊の山村若榮美師匠が昨年12月20日ご逝去されました。
大正11年生まれで96歳でした。
先日49日を終え調度2ヶ月が経ちました。
榮美里の名前も師匠につけていただき手厚い稽古と指導を頂きました。
踊りの指導ばかりでなく日本精神も沢山教わりました。
山村流の名取・師範のお免状を頂けたのも、師匠のお陰。
私の生活に彩りや心の豊かさ、
そして女性として膨らみを教えていただきました。
「愛想ない、ようすしなはれ・・」

「おいど出てまっせ」
「足元だっせ」
「ポンポンゆうたら出なはれ」
古い大阪の言葉を使ってのお稽古は、
身体がきつい中にもなんとも幸せな時間で、
お稽古が楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

15歳の時、百人の芸妓さんにお稽古をつけていた事もあり、
厳しくもあり繰り返し繰り返しの指導。
3年前、田舎の姪っ子も師匠にお稽古をつけて頂いたり、
チュニジアへ日本伝統文化で招聘いただいた時にも
「姫三社」「わしが在所」と海外の方にも喜ばれる踊りを教えて頂きました。

その後、チュニジアから日本にこられた時は、師匠の舞に感動され、一緒に三味線も楽しむ一幕も・・

2年前には、香港日本人学校へ特別授業で日本舞踊体験会も取り入れる時にも、熱心に指導いただきました。
そのお陰で日本舞踊をもっとしたくなった!
現地の日本の子供達にも興味を持ってもらえました。
どれもこれも師匠の熱心なご指導のお陰です。
今日は、満月。
時間をとって、師匠から教わった出来事や言葉などを書き留めていた日記を読み返していました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の言葉通り、
謙虚な姿勢で、お陰さまの精神で感謝を忘れない
・・最後まで愛らしいという言葉が似合う偉大な師匠でした。
出逢えたことに感謝を込めて 山村榮美里


